
「周りの人の成長を助けるのが優先なのか、
自分が成長するのが優先なのか悩んでいます。」
というメッセージを頂きました。
この世界にはたった一つの正解はなく、
最終的には自分の中にしか正解は無い。
という考え方もあると思います。
その観点の時に指標になるのが、
どんな目的か?
どんな目標か?
という2つです。
今回のご質問も目的によりますし、
欲しい結果にもよると思います。
周りの人の成長を助けるとありますが、
目的:周りの人の成長を何のために助けるのか?
目標:周りの人の成長をどこまで助けるのか?
が明確になれば、あなたが先か?相手が先か?
その答えは見えてくると思います。
この中には、
「あなたの目的や目標」と「相手の目的や目標」
の2つがあると思います。
また、
自分が何のために成長したいのか?(目的)
どこまで成長したいのか?(目標)
も明確にすると、その時、その時の優先順位も
明確になってくると思います。
例えば、
周りの人を、ある期限を目標に管理能力を
自分と同じくらいまで成長させたいのなら、
そして、その周りを成長させる「目的」が、
自分の成長したいという「目的」より
優先順位が高いのであれば、周りが先だと思います。
ですが、
相手と一緒に大きな目的に向かって進んでいる場合は、
自分の器や技術が目標達成に不可欠な要素かも知れません。
その場合は自分の成長が先になると思います。
違う切り口では、
レベル1の自分が人を育てるより、
レベル100の自分が人を育てる方が、
育てるスピードが早くなる場合もあります。
その場合は、自分を育てることが先になる。
と判断することもあるでしょう。
この世界に1つの正解は無いと思っています。
様々な考えを元に、
自分の中の正解を積み重ねて行っていただけたらと
思っています。
「何かの判断に迷ったときには、
「目標」や「目的」に立ち戻ると
判断ができるようになるよ。」
と教えてくれます。
行動ベースや、数字だけを見て迷う時には
「行動」→「目標」→「目的」→「動機」
というふうに、今、迷っている階層よりも
より根源的な階層に立ち戻り、その視点から
考えることで解決できることも少なくありません。
確かに行動ベースにおいて
「どちらが正しいか?」
「何が正しいか?」
という質問をしてしまうと、どちらも正しく見えたり、
答えが無限にあるように見えて迷ってしまいがちです。
ですが、
その行動の、そもそもの「目標」や、
目標を達成する「目的」
さらには、目的を達成したいと思った「動機」
に立ち戻ると、より高い視点から俯瞰して
見ることができ、自然と選択すべき道が
見えることも少なくないのです。
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